2012年7月29日日曜日

不気味? でも味は絶品! 暑い夏に青メシはいかが?

うわ~。気持ち悪い。でも面白いから食べてみたいね!


昨年に続き節電がテーマとなっている今夏、涼しげな「青い食べ物メニュー」が静かな人気を呼んでいる。東京・日本橋の名店が夏季限定で開発した「青いラーメン」は連日、売り切れになるほどで、“ラーメン女子大生”でブレークした評論家・本谷(ほんや)亜紀さん(24)も、お気に入り。ほかに「青いカレー」「青いプリン」が登場した店もある。食材の色として敬遠されがちな青だが、見た目を裏切り?いずれも味が高評価だ。

 白、黒、赤、緑ぐらいまでは思い付くが、ラーメンの色として、なかなか想像できない「青色」。だが、この夏登場した青いラーメンが評判となっている。

 手がけたのは、塩ラーメンの名店として知られる「ビーハイブ ゲンキノモト」(東京・中央区日本橋本町)。店主の斎藤直樹さん(40)が「見た目に涼しく、夏バテ解消にもなるラーメンを作ろう」と思い立ち、「リナブルーの冷やし塩ラーメン」(850円)を開発した。

 スープの青色の正体は、スピルリナ藻から抽出したフィコシアニンという天然色素。アイスキャンディー「ガリガリ君」のソーダ色にも使われている。「抗酸化作用があるので、暑い夏にはいいと思います」と斎藤さん。

 試食した元ラーメン女子大生の本谷さんは「最初は色にビックリしたけど、透き通ってすごくキレイだなと思いました」と抵抗はなかったという。味の方も「濃厚な鶏の香り、すっきりしたスープ、しなやかな麺は、他店では味わえない職人技。柔らかなチャーシューも絶品です」と大絶賛。「青い色を、あえて手間暇かかった塩ラーメンにぶつけた挑戦が素晴らしい」と、斎藤さんのチャレンジに拍手を送った。

 18日から夏季限定で発売してから連日、店には青ラーメン目当ての行列ができている。「毎日、100杯は出ています」(斎藤さん)。視覚と味覚に訴える新しいラーメン。思い切って挑戦し、夏を乗り切ってみては―。

 ◆青カレー、その名も「食欲減退」
 ニコニコ動画のスタジオなどがある東京・原宿の「ニコニコ本社」(渋谷区神宮前)では、2階のカフェで「青いカレー」を発売している。

 青カレーのうち1種類はサンリオのキャラクター「シナモン」とコラボした29日までの期間限定メニュー「お空のひげシナモンカレー」(1200円)。目に鮮やかすぎる真っ青なルーの色は通称「青色一号」という色素で着けたもの。同社の担当者によると「実は食べていただけるとおいしいので、注文される方が多くて、おかげさまで人気です」という。

 カフェでは、ほかに通常メニューとしてライスまで青いカレーを、自虐的な「食欲減退ブルーカレー」(700円)という名前で販売。担当者は「見た目がまずそうなので…。食が進まないから、シャレで多少はダイエットになるかも、と。でもおいしいんですよ」と話していた。

 ◆ゼリーがさわやか青プリン
 北海道美瑛町の美瑛物産公社では、人気の観光スポット「青い池」をイメージした「青い池プリン」を発売している。美瑛牛乳のプリンに、青いゼリーを載せたもの。ゼリーのレモン風味とプリンがマッチした、さわやかな味となっているという。1個350円で、町の道の駅などで販売している。

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