2012年7月9日月曜日

海外で一部の「ユーロ建てMMF」が募集停止に、金利低下で運用難

結局、原本割れしない預貯金が一番いいのかねえ。デフレだし。


 米系運用会社が海外で一部の「ユーロ建てMMF(マネーマーケットファンド)」への新規資金の受け入れを停止した。金利低下で運用難が強まったため。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)は、米国で販売しているユーロ建てMMF「GSユーロ・ガバメント・リクイディティ・リザーブス・ファンド」の、新規資金の受け入れを停止した。このほか、ブラックロックなどの別の金融機関も、GS同様、新規資金の受け入れを停止しているという。欧州州中央銀行(ECB)が中銀預金金利をゼロに引き下げるなど、世界的な金融緩和の流れを受け、運用難に拍車が掛かったためとみられている。

国内にもユーロ建てMMFは6本存在する。GSAMが国内で提供している「ゴールドマン・サックス・ユーロMMF」を取り扱う、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の広報担当者は「当社が扱っているファンドは、海外で募集停止になっているファンドとは別。現段階では募集停止や新規受け入れ停止ということにはなっていない」としている。

ある外資系運用会社関係者は「今回、海外で募集停止になったのは米国のミューチュアルファンド。国内で取り扱っているファンドとは異なる」としたうえで、「MMFの運用難については以前から取沙汰されていた。国内の場合は、販売会社や投資家に情報を周知徹底してからでないと募集停止にはできないという事情も見え隠れする。将来的には、国内でも同様のことが起こりうる可能性は否めない」と指摘している。

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