いつになったら円高がおさまるのか。まぁ、失業率が発表されたので影響は大きいのでしょうか。
【ニューヨーク時事】週末4日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、米雇用統計の発表を受けて乱高下した後、強含んだ。午後5時現在は1ドル=82円27~37銭と、前日同時刻(82円39~49銭)比12銭の円高・ドル安。
米商務省が朝方発表した2月の雇用統計によると、失業率は8.9%と1年10カ月ぶりに8%台に低下し、非農業部門就業者数は前月比19万2000人増と増加幅は前月実績を大幅に上回った。持続的な雇用改善を示す内容に市場はまずドル買いで反応し、円は一時83円09銭まで下落。ただ、最
近発表された官民の雇用関連指標を受け雇用拡大ペースの急加速を期待していた向きがドルを手放したほか、米長期金利の低下をきっかけに「ドルの利食い売りが先行した」(邦銀筋)こともあり、円は82円台前半に押し上げられた。あと新規の手掛かり材料もなく、82円30銭付近で小動きした。
市場では雇用統計の消化が進み、中東の政情不安を背景とした原油高騰と欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測に関心が戻った。市場筋の間からは「原油高を背景に米欧のインフレ懸念が落ち着くかどうかが今後の焦点」(邦銀筋)で「ECBが4月に利上げできるほど欧州経済が強いか、と言われると疑問が残る。このところ一服感が出ているソブリン問題が再び表面化すれば、状況はまた変わってくる」(同)との声も出ている。
ユーロは対ドルで上伸し、一時1ユーロ=1.4009ドルと、約4カ月ぶりに心理的な節目である1.40ドル台に乗せた。同時刻現在は1.3981~3991ドル(前日午後5時は1.3964~3974ドル)。対円では同115円05~15銭(同115円10~20銭)で推移した。
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